外壁塗装を行ってから、急に息苦しくなったり、具合が悪くなる人がいらっしゃいます。
それは、塗料などの影響でアレルギー反応を起こしてしまうことがあるのです。

外壁塗装を行ってしまってから、アレルギーの症状が出てしまうとそれはとても生活ができることではありません。引っ越しをするか、その人だけ家に入れないというつらい状態になってしまうからです。

とはいえ、まだ現段階ではそのアレルギー症状がカビや埃なのか、特定することは難しいのです。
このようなアレルギー反応が出る人たちをシックハウス症候群という風に言っています。

現在、厚生労働省では、人が健康に住めるための目安となる室内濃度指針値(13物質)を公表しています。
塗料・塗装に関係する化学物質の中では、建築基準法の対象としてホルムアルデヒドが規制の対象として取り上げられています。

「F☆☆☆☆」とは?

「F☆☆☆☆」とは、一体何を指すのでしょうか?
星が4つ並んでいて、一体何の記号なのだろうと思った方もいるかもしれません。

この表示は、「F」はホルムアルデヒドのことを示していて、「☆」の数が多いほどより放散が少ない事。

最小値が「F☆☆☆☆」と記載しているのです。

F☆☆☆☆:使用面積制限なし
F☆☆☆ :使用面積制限有り
F☆☆  :使用面積制限有り(F☆☆☆より使用面積は少なくなる)
マーク表示なし:使用禁止

基本的に外壁塗装の塗料で、アレルギーが起こることはまずないのですが、それでも気になる方は、水溶性の F☆☆☆☆表示のある塗料を使用してもらうようにしましょう。

不安があればできるだけ、契約する前にその旨を話して、業者さんと意思疎通ができるかをしっかり見極めておいてほしいと思います。

塗料を塗ってから固まる間にホルムアルデヒドを含む揮発分が放散されるのは、基本的に1日あれば固まってしまい放出されなくなります。しかも、屋外では、外の放出されてしまうのでその害はないといっても過言ではありません。室内を塗装するときに気を付けてほしいということなのです。

塗料を選ぶ大切さ

とは言いましても、まだ人が理解できない病気も存在しているのは確かです。
太陽の光が、体に害をもたらす人もいますし、畑の肥料が風に乗り家の中に入ってきただけで体の不調を訴える人もいます。何が原因であるのかが、特定できればいいですがそれは、なかなかすぐにはわからないことが多いですし、時間とコストもかかる可能性もあります。
だからこそ、少しでも気になるときは、業者さんと相談し念入りに塗料を決めてほしいと思います。

アレルギー反応が出てからでは、つらいです。いろいろな危険があることも知ったうえで、素敵な外壁塗装のされた家に住み続けてほしいと思います。